ネコちゃんの病気
ねこの症例のご紹介
最近多い猫ちゃんの症例や関連記事をご紹介します。
あなたの猫ちゃんの体調は大丈夫ですか?
気になることがあったらぜひご相談くださいね
ねこに多いおしっこの病気

症状チェック
- 頻繁にトイレに行くが尿があまりでない。
- 排尿ポーズをとっても排尿できなかったり、痛そうにしている。(鳴き声をあげたり)
- トイレ以外の場所で排尿してしまう。
- 血尿がでる。
- 陰部をよく舐める。
- 排尿後にキラキラした光るものがみえる。
- 進行すると食欲不振、嘔吐など元気がなくなる。
普段から新鮮な水を用意して、いつでも水が飲めるようにしておきましょう。
また、トイレを我慢させないように。尿石症になった場合、食事管理が大切になってきます。
少しでも気になる方は、尿検査をおすすめします。
特に男の子は、尿道が細いので尿石がつまりやすい傾向があるので注意です。
ねこの口内炎

口に何か引っかかっているようにする、食欲が無い、頭を振りながら食べる、食べ方がおかしい、口を痛がる・触らせない
食べたそうにしているのに食べられず、日に日に痩せて来ていませんか?
普段の違う様子に気づきご来院いただく飼い主様が多いです。
猫も人間と同様に口内炎になります。
また元気そうにしていてもお口の中は真っ赤かになっている猫ちゃんもいます。
口内炎は、主に注射によって治療をします。
また症状がひどくなると歯を全部抜かないと行けない状況にもなります。
まずは少しでもいつもと様子が違うと感じたら獣医の診察を受けましょう。
腎不全
高齢の猫ちゃんは要注意
最近よく水を飲み、かつおしっこをいっぱいする。
腎不全になると一番分かりやすい症状として「多飲多尿」というものがあります。
これは、腎臓が悪いことによって体の血液の中の水分が、どんどん腎臓から出て行ってしまってそれが原因で喉が渇き、
<たくさん飲む>→<たくさん出る>→<たくさん飲む>・・と繰り返すのです。
腎臓は、70%以上が悪くならないと、血液検査での異常がみられません。少し前の検査で、大丈夫でも気になる症状がある場合は、早めに来院しましょう。また、早期発見の為にも8歳を過ぎたら一度、健康診断をすることをお薦めします。
腎不全は、末期になり尿毒症までいくと回復するのが、難しくなります。早期に発見し治療開始することが重要になってきます。
症状
- 水をよく飲んで、おしっこをたくさんする。
- 食欲がない。
- 嘔吐することが増えてきた。
- 毛づやが悪い。
- 痩せてきた。
- 口臭がする。
おかしな症状がある場合にはすぐに獣医に見てもらってください。
ねこの避妊・去勢
去勢/避妊手術は予防のため
一生に一度の手術なので、する理由を理解・納得してから行いましょう
去勢(男の子)/避妊(女の子)手術を行う目的は、主に4つです。
- ① 望まない妊娠を避けるため 猫を好きなように行動させるとふらっと散歩に行き、妊娠してくる/させてくることがあります。知らない所で生まれてしまった子猫は保健所へ連れて行かれ殺処分の対象となります。殺処分を減らすためにも望まない妊娠は避けましょう。
- ② 病気を予防するため 生殖器系の病気を予防することができます。男の子なら精巣の腫瘍や前立腺の病気、女の子なら子宮や卵巣の病気です。
- ③ スプレー行為を減少させるため 去勢手術をしていない男の子の猫はスプレー行為(おしっこによる臭い付け)を行います。猫のおしっこの臭いは強烈で洗濯をしてもなかなか取れません。
- ④ ストレスの軽減をするため 繁殖できない環境でのマーキングやマウンティングなどの性行為は、多大なストレスを与えてしまいます。また、ストレスにより大きな声で鳴いたり暴れたりするため、一緒に暮らすご家族に取ってもストレスを感じる場合があります。
手術をすることで妨げられる病気
男の子

尿のスプレー行為といった悪癖
女の子

子宮蓄膿症
卵巣嚢腫
手術の流れ
- 1手術の内容説明
- 2日程の調整
- 3術前検査(血液検査・レントゲン検査・心電図検査など)
- ※状態や年齢によって検査内容を選んでいます
- 4検査に問題なければ予定日に手術を実施します。術後経過が良ければ当日お返しできます。
- 5手術翌日は体調チェック、傷口チェックを行い治療します。
- 6術傷の状態が良ければ3~4日間隔で経過を観察し、おおよそ7~10日で完治予定です。

よくある質問
- リスクはありますか?
- 太りやすくなります。体重コントロールをするよう心掛けてください。
- 何歳ぐらいに行うのがいいですか?
- 当院では8か月齢を目安としていますが、問題行動など気になる方はご相談ください。
- 手術を行うのが高齢になることでのデメリットはありますか?
- 発情期には頻繁に鳴いたりスプレー行為を行います。 長期的にこの行為が続いてしまうと、癖となり残ることがあります。