腫瘤外観
処置後
後ろ足2か所の悪性黒色腫。数日前から大きくなりましたが、高齢者のため麻酔による切除は避け、緩和治療を希望されました。
局所麻酔後にレーザー照射による腫瘍の局所凝固療法を行いました。腫瘍の拡大と問題となるような出血や痛みを防ぐことができました。
背中の出血を伴う腫瘤。急速に大きくなってきましたが、高齢であり、心臓に障害のある子です。全身麻酔による切除は避けたいので、局所麻酔後にレーザー照射による蒸散処置を行いました。数日おいて腫瘤がある程度小さくなったところで、再度局所麻酔を行い、レーザーによる切除処置を行いました。処置後痛がることはなく、元気食欲良好。腫瘤の跡は瘢痕化し、再発はありませんでした。
2週間後
1ヶ月後
左耳の付け根あたりに腫瘤。2か月で直径5mmから18mmに急激に拡大。持病で流涙症および慢性鼻炎(スナッフル)のある子です。全身麻酔において呼吸停止の不安があるため、局所麻酔後にレーザーによる切除処置を選択しました。切除部位からの大きな出血はなく、処置後痛がることもありませんでした。感染を起こすこともなく約1ヶ月で瘢痕収縮し、傷跡も目立たなくなりました。切除した腫瘤は、病理検査により良性の毛芽腫であり、再発はありませんでした。
1ヶ月後 治癒
右腹部に腫瘤。多量の出血を伴い、食欲が低下していました。他院にて悪性腫瘍と診断されて当院に来院されました。
局所麻酔後にレーザー照射による腫瘍の局所凝固療法を行い、腫瘍のジュクツキや出血を軽減することができました。2ヵ月間で同様の処置を計3回実施し、家族と落ち着いて暮らせる時間を取り戻しました。
処置前