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フェレットの体表腫瘤
フェレットは3歳以上から病気が多いとされていますが、体表の腫瘍発生もよく目にする疾患の1つです。
肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ)は最もよく遭遇する腫瘍であり、次いで基底細胞腫(きていさいぼうしゅ)や皮脂腺腫瘍(ひしせんしゅよう)の発症率が高いです。
通常皮膚に認められる肥満細胞腫は良性であることが多く、遠隔転移はほとんどありません。内科治療により症状をおさめることができます。
しかしながら、基底細胞腫や皮脂腺腫瘍は内科治療の反応は乏しく、徐々に大きくなり出血を伴うことで、生活の質を悪化させる可能性があります。
そのようなフェレットの体表腫瘍に対し、全身麻酔による切除を考える一方、当院ではレーザー治療による提案も行っております。
【処置前】
【処置直後】
【1週間後】
【3週間後】
腫瘍の発生部位や症状によっては、全身麻酔無し・局所麻酔のみの処置が可能です。小さいものであれば10分ほどで処置が終わります。
体表の腫瘍には悪性のものもあります。来院していただいた際に治療方針を相談させていただき、処置を決めていきますので、まずはお気軽にご相談ください。
2025.03.31
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フェレットちゃんの日常ケア
普段の生活の中で「爪が伸びすぎてしまった」や「耳が汚れているが、どこまで触って
いいかわからない」などといった日常のお困りごとはありませんか?
当院では病気にかかわらず、そのような日常のケアにも対応させていただきます。
普段からケアを行うことは、病気の予防や早期発見にもつながる大切なものです。
また、その他にもご心配なことがあればお気軽にご相談ください。
〇日常ケアで予防できること
爪切り:爪折れ等のけが、脱臼、骨折(手足を気にする、痛がる、歩き方がおかしい)
耳そうじ:ミミダニ症、外耳炎(耳をよくかく、こすりつける、耳をよく振る)
2024.07.08
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フェレットのあぶらやけ
フェレットさんのしっぽは皮脂が多く汚れやすいのが特徴です
写真の子はひどい脂やけを起こしてしまい地肌が赤くただれて
しまいました
このようなひどい状態になった場合には
積極的な治療を行わなければなりません
予防としては、皮脂汚れの強いしっぽだけでも
定期的にシャンプーをしてあげることが大切です
フェレットの飼い主さんは普段細かくみないところなので
気を付けてあげてくださいね飼い主さんの積極的なスキンケアと投薬できれいになりました。
がんばったね2015.02.04
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食道拡張症
食道拡張症という病気をご存じですか?
わんちゃんやねこちゃんもなる病気ですが、今回は当院の特徴でもある
フェレットさんの症例をご紹介したいと思います食道拡張症とはどんな病気?
食道閉塞や神経障害により、食道の拡張や低運動となる病気です。
食物と水の吐出、嚥下困難、嘔気など見られ、まともにご飯を
食べることができなくなります。治療で大切なのは、ご飯を食べさせたあと食道に、ご飯たまらないようにしばらく
立たせておくことです。しかし、フェレットさんは、なかなかじっとしてくれません
そこでみんなで、いろいろ考えて院長の奥さんにも協力してもらい完成したのが、
このフェレット袋です
筒状になっています。
この、袋に入れて立たせていれば、長時間じっとしてくれますし、私たち
看護婦も両手があくので、簡単な作業ができるようになりました。
今では、食道拡張症の治療の一風景として定着しています洗い物もできます。
食道拡張症は、初期では内服薬や注射治療と食事管理で症状は緩和され
コントロールが可能です。
しかし、進行してくるとご飯は食べたいけど、食道にたまってしまい気持ち悪くて
吐いてしまいます
以前、当院の治療でカテーテルから直接胃にご飯を入れてあげることで
長期間がんばってくれた子もいました。
食道拡張症の進行を遅らすには、早期の発見が重要ですこのような症状がある子は、一度獣医さんに相談しましょう。
・ご飯を食べた後に嘔吐してしまう。
・ご飯を食べた後に、喉から胸の辺りからグブグブと音がする。2011.09.14
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フェレットの副腎疾患
フェレットの副腎疾患の症状で、一番飼い主さんが
わかりやすいのが、脱毛だと思います。
今回は、術後や注射での治療後、劇的に発毛した子をご紹介したいと思います全身脱毛で、来院。リュウプリン注射開始。
1ヶ月後、発毛してきました。
脱毛と食欲不振で来院。
左副腎摘出手術。
発毛してきました。
つるつるだったのに、みちがえるほどふさふさになりました
詳しい副腎疾患については、フェレットの病気をご覧ください。
2011.08.14
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フェレットの胃切開
当院では、フェレットの副腎疾患の子の定期検査をおこなっています。
血液検査・レントゲン・超音波検査など。
フェレットは、1年で9歳年をとってしまうので定期的な検査が重要になります。
そんな定期検査で、あるフェレットさんが先日検査をしました。
状態は落ち着いていて、元気。少し前からうんちがゆるけど、薬をもらったら
だいぶ落ちついたとのことでした検査を進めていくと、あれ!?胃になにかある・・・
超音波でみてもあきらかになにか異物があるようなので、そのまま
バリウム検査をすることに。
しっかり、毛玉らしきものがうつりました
飼い主さんと相談した結果、翌日手術することに。
これが、手術で取り出した毛玉です。当院でも、何度も毛玉を取り出しましたが、こんなに大きな毛玉は初めてです
胃の八割毛玉というなか、よく今までご飯食べれていたなぁ。
手術後の経過もよく、もうすぐ退院予定です胃の中にあるうちは、あまり症状がでないのでみなさんも
毛がよくぬける時期はしっかりとブラッシングをしてあげて下さいね
また、うんちの中に毛が多くみられる場合はキャットラックなどの
潤滑剤を定期的になめさせましょう(詳しくはスタッフまで)2011.04.15