高齢になると、一見元気そうでも、病気が潜んでいることも。犬、猫は1年で4.5歳、フェレットはなんと9歳も歳をとるといわれています。私達が人間ドックに行くように、大切なペットも病気の早期発見の為にも、定期的な健康診断をおすすめします。ここでは、当院でおこなっている検査についてご紹介します。♪身体一般検査とは♪獣医師の五感を使う検査です。機器に頼りすぎないように、ベースとなる重要な検査の一つです。(おこってしまう子などは、難しいこともありますので、飼い主さんとのコミュニケーションも必要です。)
動物は、ものが言えませんので、飼い主さんの観察とコミュニケーション協力が重要になってきます。ペットの生活状況・環境・症状などをお聴きします。
体全体を視て、対称性や姿勢、分泌物がないかなどみています。目・耳・口の中(歯石や乳歯の状態)や皮膚の状態をみます。
心音やその調律、呼吸音を聴いたり心拍に異常がないか調べます。 また、腹部聴診では消化管が発生する音を聴きます。
体全体をさわって、腫瘍などのしこりはないか、体表のリンパの腫れをみます。胸部/心拍と合わせて心臓の調律、脈圧をみます。 腹部/肝臓の腫れや腸のガス、宿便の状態などをみます。 四肢/むくみや腫れ、反射状態などをみます。
腎臓や泌尿器の異常を、水和状態などで検査し、結晶や細菌、赤血球などがないか顕微鏡で調べます。糖尿病・黄疸の早期発見になったり、全身状態を知る上でも大切な検査です。
寄生虫の有無や消化管の健康状態をみます。
赤血球・白血球・血小板などの数や状態を調べるものです。
血中の酵素や生化学物質の数値から、肝臓や腎臓、代謝器病などの病気をみつけることができます。
0.7ミリの小さなカメラをいれて、食道・胃・十二指腸・大腸などの消化管の状態を調べることができます。
不整脈、頻脈、除脈の診断に使用します。