子宮蓄水症
先日、他院からの紹介で来院されたうさぎさんの症例をご紹介したいと
思います
1ヶ月前から、徐々にお腹がはってきたうさぎのクッキーちゃん。
元気食欲はあるのですが、お腹がパンパンになってきたとのこと
超音波検査で、お腹をみたところ9割ほど液体貯留像で詳細な情報は
得られませんでした。
しかし、明らかにお腹の中の異常が確認でき未避妊で子宮卵巣に問題が
起きている可能性も考えられたため、飼い主さんに手術を勧め次の日に
実施することになりました。
これが、手術で取り出した卵巣子宮です。
なんと、600gもありました。
手術前、1.7kg→術後、1.2kg
術後の経過もよく今では、食欲も上がり落ち着いています
病理の結果は「子宮蓄水症」で、卵巣・子宮に異常はなく摘出してしまえば、
その後の健康には心配はないそうです。
お腹が大きくなる場合、内臓脂肪がついてきて、太ってきたということもありますが
急激な変化は病気がからんでいることが多いです。
特に避妊していないメスのうさぎさんはご注意下さい
天白アニマルホスピタル