うさぎのチョコちゃん
1週間前からくしゃみがひどいとのことで他院から紹介されたウサギのチョコちゃんです
診察中にお腹の中に塊を触知し、乳腺も一部硬くなっていました。
くしゃみの治療とあわせてレントゲン検査、超音波検査をしたところ、腫瘤を疑う影が確認されました
子宮や乳腺には悪性度の高い腫瘍があるため手術をするようお勧めしたところ、飼い主さんの素早い判断により数日のうちに手術が決まりました。子宮卵巣の摘出、乳腺腫瘍切除の手術を無事に終え、病理組織検査を行った結果は、全て良性とのことでした。
チョコちゃんも頑張ってくれたおかげで術後の経過は良好です。飼い主さんが心配していたくしゃみも、性ホルモンの悪い影響からひどくなっていた可能性があり、手術を行った今ではすっかり良くなりました
チョコちゃんお疲れ様でした
今回は最初に飼主さんの訴えていた症状ではなく診察中に確認されたものでしたが、異常を早期に発見するきっかけとなりました。特に子宮は知らないうちに重篤な変化を起こしうるもので、気付くのが遅ければ次第に悪性へと変化していた可能性もあります
このような事態を避けるためにも、避妊手術や定期検診は重要であると考えられています。
気になる事があればお気軽にご相談ください